小説のタイトルや帯文などに、「手垢にまみれた表現」を使っていませんか?
手垢にまみれた表現とは、多くの著者が小説に使用してきたことで「使い古されてしまった表現」のことです。
誰もがイメージできる分かりやすい表現であると同時に、新鮮さに欠けてしまうというリスクがあります。
編集者は小説の帯文などを作る際、必ずこれに気を付けています。
例えば、「感涙」という言葉があります。
これは、深く感じて流す涙。感激・感謝のあまり流す涙。
【出典:goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/49996/m0u/)】
という意味ですが、感動小説などにうってつけの言葉です。
しかし、「感涙!○○な物語」「日本中の感涙を読んだ~」といった形で繰り返し使われてきた言葉でもあるため、すでに刊行されている小説の作風をイメージされてしまう可能性があります。
そのため、手垢にまみれた表現を避けインパクトのある言葉を選ぶには、
・分かりやすいこと
・想像をかきたてること
・イメージを限定させないこと
・その作品だけのオリジナリティを出すこと
以上を満たしていることが理想です。
執筆、文章の編集・校正、カバーデザイン、帯文の作成など、あなたの小説が完成するその時まで、表現をとことん追求してみて下さい。
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