ビジネス書のテーマや構成などを決めたら、本文の作成に入りましょう。ビジネス書は本文を書く上で、他のジャンルの書籍と異なるポイントがあります。
それは、
・わかりやすさ
・面白さ
・テンポのよさ
以上の3つになります。
「わかりやすさ」は、中高生でも十分読めるくらい平易な言葉を、ビジネス書全編を通して用いると効果的です。どうしても難しい言葉を使用しなければいけない場合は、なるべく読者の身近なものに例え、補足の説明をすると分かりやすくなります。
「面白さ」は、各章に『そうだったのか!』という目からうろこが出るようなエッセンスや、『そうそう』と共感できる内容を盛り込みましょう。ビジネス書は感動、共感、意外性を感じるものなどが、読者から良い反応を得られます。また、こちらも事例として読者に身近な時事ネタなどを盛り込み、飽きさせない工夫も忘れずに。
「テンポのよさ」は、読者にとってビジネス書を読み進めていく上での手助けになります。フォーマットを作り、それに原稿をはめ込む形で書いてみましょう。
例えば、ユーモアのきいた小見出し→その章で伝えたい結論を先に言う→読者の身近な事柄に例えた詳細説明→著者の主張を伝えて終了
などというように、ビジネス書の各章をフォーマット化することで読みやすくなり、読者にとってもテンポの良く感じられます。このテンポのよさが、『この本わかりやすかった』『読みやすかった』という読後の感想につながるため、見逃せないポイントです。
では、なぜこれらを重視する必要があるのでしょうか。
それは、ビジネス書のターゲットとなる、ビジネスパーソンのニーズや状況に合わせる必要があるからです。日々時間に追われているビジネスパーソンは、何らかの課題を解決するためにビジネス書を手に取り、より早く効率的に理解できることを望んでいます。
これら3つはもちろん、読者が必要としていること、知りたいことを、自分が書きたいことよりも優先し、最後までビジネス書を書き進めていきましょう。
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