今回は、絵本の出版についてお伝えしていきます。
絵本を書きたい、絵本作家になりたい!
と考えていても、いったい何から手をつければいいのでしょうか?
とりあえずお話を作ってみる、絵を描いてみる・・・など思いつくかもしれません。
まずやってみてほしいことは、「好きな絵本を1冊見つけること」です。
絵本は小説や実用書といった他の書籍と比べて、伝えたいメッセージをイラストやデザインで表す、独自の表現力が必要になります。
とはいえ、その表現方法もさまざまであり、著者自身がすでにその方法を確立していることもあれば、まだどんな表現ができるか分からず、可能性を秘めている場合もあります。
そのため、すでに刊行されているたくさんの絵本の中から好きな1冊を選び、なぜこの本が好きなのかを観察することが、書きたい絵本のイメージを具体化する近道になるのです。
観察するところは自由ですが、例えば絵の雰囲気はどうか?やわらかいタッチか?内容のジャンルは?文章の書き方は?内容のボリュームは?本の大きさは?・・・などを考えることで、理想とする絵本のかたちが見えてくるはずです。
ですから、まずはこれだ!と思える好きな絵本を見つけてみましょう。
こうした方法で作りたい絵本の構想がある程度固まったら、絵本のテーマを決めていきましょう。
まず自分が「なにを伝えたいのか?」を考えつつ、誰にどのように伝えるのかは、年齢に適した絵本のテーマをチェックしてみてください。特に3歳までと4歳からでは、絵本に対する理解度が異なります。4歳以降は冒険やファンタジー、昔話といった物語を読むことができるようになります。また、ひとりで生活に関わる何かをやってみる自立心に働きかけるものも、4歳以降であればある程度感じ取れるようになります。
さらに小学生が対象になると、やや複雑な人間関係や登場人物の心情なども理解できるようになりますから、誰にどんなメッセージを伝えたいかを明確にし、伝える相手に適切な方法を考えてみましょう。
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