前回は、ブログを書籍化する可能性について考えました。
その中で、出版社にアピールする際のポイントをご紹介しましたが、今回はそのポイントの一部をピックアップします。
ブログ出版を目指して、さらに詳しく分解して見ていきましょう!
ブログに何かしらのテーマや強いメッセージ性を持たせることで、そのブログにしかない世界観をつくることができる・・・とお伝えしましたが、これには「著者の専門性を伝える」ことと、「ブログに適した読者を集める」という2つの理由があります。
一般的なブログサービスにおける著者プロフィール欄はスペースが少なく、アイコン画像と短い説明文しか入れることができず、ブログの両端どちらかに小さく表示されます。これでは著者が何者なのか、読者に知らせることができません。
また、誰かのブログに接触した読者は、記事を読んでもプロフィールを積極的に読むことは稀です。そのために、記事にテーマやメッセージ性を持たせて著者の専門性を伝える必要があるのです。
専門性というのは例えば、○○研究所の研究員、○○の専門家といった肩書きはもちろん、○○の分野で○○に強い、○○が大好き、○○のスペシャリティといった表し方でも構いません。
著者自身が他には無い何らかのプロフェッショナルであることを示す必要があり、読者はそれを価値のある情報と捉えるからです。
また、どんなに面白いブログがあったとしても、そのブログに価値を感じる読者が来てくれなければ意味がありません。ざっくばらんに書き散らしているだけのブログでは、他の大多数のブログに埋もれてしまい、誰の目に付くこともありません。
そのため、記事にテーマやメッセージを持たせて「ブログに適した読者を集める」必要があるのです。
上記の方法でブログを際立たせると同時に、ブログの中身を充実させていく方法についても考えていきましょう。
ブログは思うがままに書き綴っても構いませんが、より人目に触れて評価されることを目指すのであれば、「読者の役に立つ情報」が含まれていなければなりません。
読者の役に立つ情報というのは、単に情報を羅列することではなく、そのブログにしかないオリジナルの情報を提供することです。
例えば、著者の実体験や見聞きした事例を元に考察した見解を載せること。これはオリジナルかつ信憑性の高い記事を書く上で有効な方法です。
実体験や事例なしに論じるのであれば、新聞などのニュースメディアで事足りますし、何より著者の世界観が感じられません。
著者をより身近に感じ、役に立つと感じてもらえるブログにするためには、こうした事に注意して書き進めていきましょう。
また、1つの記事の中には必ず「結論」となるメッセージを入れましょう。中途半端に終わってしまっては、著者の魅力が伝わってきません。
ブログを書く時は何を伝えたいのかを考えながら、文頭や文末に入れていきましょう。
次回は、ブログを書籍化するメリット&デメリットについてお伝えします。
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