小説や実用書、自分史など、原稿執筆は基本的に独りで行う作業です。
執筆に集中できる反面、原稿の進度は自分自身で管理しなければならず、良くも悪くも自由な作業になるため、ひとたびスランプに陥ってしまうと、抜け出すことに時間がかかってしまうものです。
そんな時、どんな方法で抜け出せば良いのか、また普段からスランプに至らないためにどんな習慣をつけておくと良いのでしょうか。
プロ・アマ問わず、原稿に書くことが思い浮かばず手が止まってしまうことは多々あります。原稿締切や新人賞の締切が迫っている時など尚更です。そうしたときは、書籍を読む・執筆環境を変える・好きなことに打ち込む、以上3つを実践してみましょう。
書籍を読むときは、好きな作家の小説などは勿論、普段読まないジャンルの書籍や雑誌なども手にとってみましょう。書店で本棚を眺めているだけでも効果があります。いろいろな情報や表現の仕方をインプットすることで、自然とアウトプットが出来るようになってきます。
次に執筆環境を変えることですが、これは気軽に野外の公園であるとか、近所のカフェ、一見執筆するのに向いていないのでは?と思うような場所でも大丈夫です。環境を変えることで気持ちを切り替えることができ、執筆活動にもメリハリが生まれるからです。
逆に特定の執筆環境をもたず、自宅の書斎やリビングなどいつも色々な場所で書いている場合は、執筆用の静かな部屋を用意することで集中して取り組むことができるでしょう。
また、好きなことに打ち込むということも効果的です。1度原稿から離れることで執筆しなければならないという強迫観念から逃れ、リラックスすることで本来書きたいと思っていたものが思い浮かぶ事もあります。
原稿とは、一朝一夕で完成させられるものではありません。毎日の地道な取り組みによって形になるものですから、時間がかかる分スランプは付き物です。そのため、事前にこうした対処法を知っておくと、原稿作成も楽な気持ちで進められるのではないでしょうか。
上記のようなスランプを避けるためにも、毎日原稿を書く習慣をつけるよう意識しましょう。普段は仕事をしていて規則正しく執筆活動ができない方も、最低限、原稿を書くためのルールを作っておくことをオススメします。
やることは2つ。1日に何時間執筆するのか、時間を決めること。そしてその時間は、たとえ原稿が書けなくとも部屋にこもる事です。
1つの作品を完成させるのに、どのくらいの時間がかかるのかを考え、1週間単位で毎日の執筆時間を設定します。時間を設定しないと、調子が良い時はスムーズに書けますが、行き詰った時はどうしても後回しになってしまいがちだからです。
また、書けなくても決めた時間は部屋にこもる事で、その時間は他の事を忘れ、執筆活動しかしないという気持ちに切り替えることができます。日常生活からの切り替えが出来ず執筆する気持ちになれない方は、特定の時間は執筆以外何もしないようにすることで、こうした習慣を身につけていきましょう。
逆に、何かをしながら執筆する方が集中できるという方もいます。お茶を飲みながら、音楽をかけながらなど・・・自身に適した執筆スタイルをみつけましょう。
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