「自分の知識や経験を発信したい」
「書き溜めた日記や文章を1冊の本にしたい」
「商業出版を待つより先に自費出版をしてみたい」
上記のように自費出版を選択する理由は人によって様々です。
自費出版をすることで何を成し遂げたいのか、その目的も千差万別。
とりあえず形に出来れば良いと言う人もいれば、1人でも多くの人に見てもらいたいと言う人もいるでしょう。
そんな時、誰もが直面する悩みが「どうしたら本が売れるのだろうか」ということです。
流通網のある大手出版社に書店に配本してもらうよう依頼をしたり、新聞広告を掲載するといった施策を検討しているのであれば良いですが、それらにお金をかけることが出来ないとなると、打つ手が無くなり、大量の返品書籍を抱えてしまう・・・といった事になりかねません。
そこで今回は、お金をかけずとも書籍を話題化させる仕掛けのひとつとして、「プレスリリース」の作成と発信について知りましょう。
誰でもすぐに始められるのが魅力である分、同じ事を考えている人はたくさんいますから、プレスリリース発信先のメディアに少しでも目に留めてもらえるようポイントを押さえておきましょう。
書籍のプレスリリースをメディアに送る場合、中身は何を用意すれば良いのでしょうか。
リリース情報、見本書、思いのこもった手紙・・・?
正解は以下の2つです。
・プレスリリース(A4用紙、片面印刷で1枚)
・見本書1冊
これだけ?と思うかもしれませんが、2つに絞ることがポイントです。
忙しいメディアの担当者に文章量の多いプレスリリースは禁物です。
発信元の人物がよほど著名な人物や企業で無い限り、リリースにはさっと目を通す程度で、ほとんどが読み流されてしまうからです。
そんな時に、ハッと目を引くキャッチフレーズや、要点を端的にまとめた分かりやすい説明があれば、掲載記事として取り上げやすいものです。
そのため、プレスリリースはA4サイズの紙に、片面・1枚でまとめなければなりません。
(※用紙のサイズはあくまでも目安です。A4以下であれば他のサイズでも構いません。また、プレスリリースとは別に目を引く付属資料などがあれば入れても問題ないでしょう)
見本書は実際に出版・販売する完成版の書籍です。こちらも1冊用意しましょう。
帯付きであれば付けたままにします。
また、書籍の中にリリース送付先のメディアに関連のある情報を掲載していたり、絶対に注目して欲しいところなどがあれば、付箋を貼るなどして目立たせると効果的です。
以上2つは必ず用意し、封筒に入れてメディアに郵送しましょう。
封筒は定番の茶封筒からクッション材を使用したもの、高級感のあるものまで様々ですが、あまり気負いせず一般的な封筒を使用します。
きちんと発行した書籍であれば、郵送の過程で汚れてボロボロになってしまう・・・という事はほとんどないでしょう。
これでプレスリリースに必要な素材は集まりましたね。
次回は、リリース情報をどのようにまとめれば良いか?そのポイントをお伝えしていきます。
幻冬舎ルネッサンス新社では、本を作る楽しみを自費出版という形でお手伝いしております。
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