12月の自費出版ニュースを引き続きご紹介します。
メディアで取り上げられ話題になった作家・書籍について知り、今の自費出版業界の動向を学びましょう。
盛岡の魅力をつづった人気ブログの内容を自費出版し、1年で5000冊を販売した『盛岡さんぽ』の著者、浅野聡子さんが出版1周年記念のイベントを開催しました。
自費出版して1ヶ月で初版2000部が完売、その後増刷し5000冊の販売を達成。電子書籍の配信も始め、浅野さんへの人気はますます上昇しているようです。
出版に至るきっかけとなったブログは、盛岡の街を散策して見つけた店や場所を紹介し、1日1000件以上の閲覧があったそうで、当初から人気を集めていたことが伺えます。
近年では浅野さんのように、ブログを本にして出版するケースが増えています。すでにファンとなっているブログの読者が購入してくれる可能性があることは勿論、『人気ブログ』であるという評判や口コミ効果も販売数に影響しているのではないでしょうか。
(出典:みんなの経済新聞『盛岡の魅力一冊に 神戸出身の浅野さん執筆』)
茨城県古河市の写真愛好家鈴木路雄さんは、撮影した商店街の風景をまとめた『古河の店と人』を自費出版しました。
出版時点で79歳。20代の頃プロの写真家に憧れて写真を撮り続け、3冊目の出版を果たしたそうです。古河市の商店街への愛着、写真好きとしての想いが伝わってくる1冊です。
(出典:東京新聞『店と人の表情豊か 古河の商店街写す』)
元大相撲の力士である角田博且さんが、日航ジャンボ機墜落事故で恋人を失った自身の苦しみをまとめた自分史『元力士・琴旭基~運命を変えた日航ジャンボ機墜落事故、そして脳出血後遺症との戦い~』を3年前に自費出版し、その時の想いを明かしました。
力士引退後に出版を検討してから、脳出血で倒れるなどの悲劇に見舞われながらも、知人に支えられながら1年をかけて無事に作品が完成。自費出版をしたことで気持ちに区切りがつき、達成感と喜びに溢れている様子が伺えます。
(出典:スポーツ報知『悲劇の元力士・角田博且さん結婚 日航機墜落で恋人を失う』)
自費出版で漫画化デビューし、その後商業出版で25万部以上のベストセラーとなった岡野雄一さんの新刊『つえばあちゃんとボク』の出版記念サイン会が、長崎市のギャラリーで開催されました。
3年前に認知症の母親との生活を描いた漫画を自費出版し、その後新聞社から出版が決定。作品は映画化され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞するなど、才能を一気に開花させた模様です。
近年では岡野さんのように、日常生活を漫画化した女性向けのコミックエッセイが流行しており、『ダーリンは外国人』『毎日かあさん』などのロングセラー作品も、根強い人気を誇っています。
2016年は、こうしたコミックエッセイ市場が大きく変動すると同時に、出版社同士の競合ジャンルとなることが予想されます。
(出典:みんなの経済新聞『長崎で漫画家・岡野雄一さんが「出版記念サイン会」』)
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