近年、『レシピ本大賞』が選出されるなどしてレシピ本の需要が高まっています。
料理研究家ではないけれど、普通の主婦だけど、レシピ本を出版してみたい!を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は出版を目指す方のために、出版社の目に留まりやすいレシピの発信方法についてご紹介します。
まずは、レシピを発信するメディアを用意します。今後「口コミ」や「ファン」を集めるという前提を考えると、すでにたくさんの利用者がいる『ブログ』の開設や、レシピ検索サイト『クックパッド』への登録がオススメです。
ブログは『アメーバブログ』や『ライブドアブログ』などたくさんの無料ブログサービスがありますから、好みに合わせて選びましょう。
ブログを開設したら、ランキングにも登録します。利用者が多い有名なレシピランキングサイトとしては、『レシピブログ』『料理ブログ村』が良いでしょう。すでにレシピ本の出版に至った人気ブロガーもたくさんいます。
ブログを開設しただけでは見てくれる人はほとんどいませんから、様々なサービスに登録しWeb上のユーザーに露出していきましょう。
実際にブログが出来上がったら、以下の更新ポイントについてもチェックしていきます。
レシピ本の出版を目指す上で、詳しいプロフィールや顔出しは必要ないのでは?と思われがちですが、出来る限りオープンにしていくべきでしょう。
近年のレシピ本は料理への工夫は勿論、著者の見た目や人柄、ライフスタイルなどについて掲載したものも人気があります。
従って、著者のスペックであるとか、ブログ読者が好感を持てる・信頼できる人柄であることをアピールするために、プロフィールを充実させる必要があるのです。
レシピ本において、おいしい料理の写真を掲載することは必要不可欠ですが、同時に、料理に使用する皿やカトラリー、飾りなどの小物にもこだわるようにしましょう。
小物によって料理にテーマ性が感じられたり、著者のライフスタイルが垣間見えたりして、より魅力的な料理写真になります。
近年では「ずっと使い続けられる」といったフレーズをつけて、高品質な台所用品を紹介する本も増えていますから、物にこだわり大切にする姿勢を見せることもポイントです。
レシピ本の出版において、ブログにファンが付いていることは非常に重要です。そのためには、ブログ読者が著者の真似をしたり、感想を投稿したくなるようなレシピを考える必要があります。
例えば、最近では共働きで忙しい家庭に人気の『作りおき』レシピ。『○品で』『○分で』作ることができる手軽なお弁当レシピ。他にも、ビジュアルが綺麗な『ジャーサラダ』や『魔法のケーキ』なども流行りましたね。
いずれも、誰でもチャレンジすることができたり、非日常的で憧れるビジュアルのレシピであったりと、テーマ選びに工夫がなされています。
レシピ本を出版するには、このように読者が思わずコミュニケーションを取りたくなる、ニーズに適したものを選びましょう。
レシピブログを更新していると、どうしても屋内に篭っての作業になりがちですが、外部のイベントに参加することも大切です。
例えば、人気の料理研究家の出版記念パーティーや会食イベントなど。著名な人物に接触することで、その人の周りのファンと交流することができ、結果的に自身のレシピブログを見てもらえる可能性があるからです。
また、イベントでは出版社や取材スタッフなどの関係者もおり、名前を売っていくチャンスでもあります。ブログをひたすら更新して待つだけではなく、関係者に直接会いに行くことで、出版への道が開かれるかもしれません。
機会があれば、ぜひ外部イベントにも参加してみましょう。
以上がレシピ本を出版するための、情報発信のノウハウになります。他にもさまざまな発信方法がありますから、人気のレシピブログを見て研究していきましょう。
【関連コラム】レシピ本の出版が急増した理由とは?
幻冬舎ルネッサンス新社では、本を作る楽しみを自費出版という形でお手伝いしております。
原稿応募、出版の相談、お問い合わせ、資料請求まで、お気軽にご連絡ください。
お問い合わせいただきましたら、担当の編集者がご対応いたします。
原稿内容やご要望に沿ったご提案やお見積もりをご提示いたします。
幻冬舎グループ特約店(150法人3,500書店)を中心とした全国書店への流通展開を行います。