自分が未経験な事柄を小説で書くというのは非常に難しい作業です。
あとで人から間違いを指摘されたらどうしよう?
ほんとうは違っていたらどうしよう?
そんな不安が先立って筆が止まってしまうときってありますよね。
ある程度のミスは「お話の世界だから」と大目にみてもらえます。
夏目漱石作の「こころ」は最初に明記された手紙本体の大きさより先生の手紙の文面が長すぎるし、湊かなえ作の「告白」ではエイズ患者の血液を混ぜた牛乳を人に飲ませることでエイズ感染を促せるという設定のまま話が進んでいきます(実際は血液を混ぜた液体でエイズ感染はしません)がヒット作になりました。
文章に魅力があれば内容に間違いがあっても人は気にならなくなります
とはいっても、間違いはなるべく減らしていきたいものですね。
その1、経験者の話を聞く
身近に経験者がいるなら話を聞いてみましょう。
その2、映像で確認する
インターネットの動画サイトや映画などでビジュアル的に知識を仕入れる。映像はフィクションも多いため、ノンフィクションのドキュメンタリーなどを探すといいでしょう。
その3、実際の公共機関にインタビューをしてみる。
実際の機関があるものなら、勇気を出してインタビューに行ってみましょう。予め質問事項をまとめておき、電話で尋ねる、もしくは先方にアポイントメントをとって取材をしてみるのもいいでしょう。
その4、実際に自分で体験してみる
乗馬、ダンス、フェンシングなど、日本人には馴染みのない分野を書くときはその部門のカルチャースクールの一日体験コースを受講してみるのも1つの方法です。出費はかかりますが、自分の知識にもなりますし、講師の先生に直接質問が出来て一石二鳥です。
講師から良い資料を教えてもらえる場合もあります。
カルチャースクールは全国に存在し様々な種類があります。それ専門の検索サイト
趣味ナビもありますので自分にとって必要な情報が得られるスクールを探してみましょう。
よほどの天才でない限り、自分の想像力だけで小説を書くことには限界があります。同じ話ばかりなってしまったり、オチのつけ方もかぶるようになるでしょう。
実際に体験したり話を聞いたりしたほうがより深みのある展開が思いつけます。
アイデア補充のためにも、大胆に行動をとっていきましょう。
小沼 由佳
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