今回の「出版のお悩み相談」は、自費出版を契約し、スタートする際のチェックポイントについてのご相談です。
自費出版の出版社は数多あり、それぞれに契約形態は異なりますので、他社と比較するなどしてチェックする必要があります。
今回は、自費出版のトラブルを防止するため、契約前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
編集者からのアドバイス
自費出版の会社は数多くあり、それぞれに強みが異なります。
ポイントをおさえた上で、数社を比較してみましょう。
「自費出版」には大きく分けて二つの形態があります。
書店に流通させて多くの読者に知らしめるもの、または「私家版」と呼ばれる、著者自身が知人などに配布するもの。
自費出版の目的により、選択する必要があります。
自費出版会社によっては、私家版の製作のみ請け負っている企業もあります。
また、書店流通が可能な出版社でも、書店での位置づけはさまざまです。
特に書店に流通させたい場合は、書店展開されている様子の写真を見せてもらうなどして、どのような展開が可能なのかチェックしておきましょう。
書籍の「判型」、つまり大きさです。
書籍には単行本や新書をはじめ、A5などの変形本やムック本など、さまざまな形態があり、判型によって適したコンテンツが異なります。
書店に足を運び、類書をチェックするなどして、希望の判型を決めておきましょう。
その上で編集者に希望の判型を伝えます。
判型によって費用感が異なりますので、希望は明確に伝えておきましょう。
ポイント①の書店流通にもかかわってきますが、希望の部数についてです。
自費出版会社によっては、小ロットでの発行を受け付けていることもありますが、1000部程度から受け付けている出版社がほとんどです。
小ロットでの出版を希望しているのであれば、そのポイントをチェックしておく必要があります。
自費出版の目的のひとつが「印税」。
出版社によって、印税率はもちろんのこと、その方式が異なっています。
一般的に、その方式は二通り。
刷り部数に応じて印税が支払われる方式と、書籍が売れた部数に応じて印税が支払われる方式です。
たとえ前者のほうが印税率が低かったとしても、場合によっては支払われる額が大きくなるでしょう。
印税の方式については、必ずチェックしておきたいポイントです。
今回は、自費出版を検討している方に向け、トラブルを防ぐためにチェックすべきポイントを4つご紹介しました。
自費出版会社によって得意分野や契約形態は異なりますので、契約前にチェックしておくことをお勧めいたします。
幻冬舎ルネッサンス新社では、本を作る楽しみを自費出版という形でお手伝いしております。
原稿応募、出版の相談、お問い合わせ、資料請求まで、お気軽にご連絡ください。
お問い合わせいただきましたら、担当の編集者がご対応いたします。
原稿内容やご要望に沿ったご提案やお見積もりをご提示いたします。
幻冬舎グループ特約店(150法人3,500書店)を中心とした全国書店への流通展開を行います。