書店へ足を運ぶと、さまざまな大きさの書籍が所狭しと並んでいます。
本のサイズは「判型」と呼ばれ、「〇〇判」という言葉で言い表します。
ふだんは意識することの少ない本の判型ですが、いざ自分が書籍を出版しようと考えると、どれにしようか悩むこともあるでしょう。
本コラムでは、使用されることの多い4つの判型をご紹介します。
148mm×105mmで、別名「A6判」ともいわれます。
その名のとおり文庫本に使用されることが多いです。
「文庫本」とは、単行本が出て時間が経ったのち、単行本よりも小さなサイズで安く販売されるもののことを指します。
単行本の発売後1~3年での文庫化が一般的ですが、最近では初めから文庫本で作品が刊行されるケースもあります。
173mm×105mmで、その名のとおり新書に使用されることが多いです。
新書とは、歴史・政治・経済・科学など、学術的な教養を分かりやすく紹介した書籍です。
「岩波新書」「講談社現代新書」「幻冬舎新書」など、各出版社ごとに新書のレーベルを持っているケースが一般的です。
ちなみに弊社も「幻冬舎ルネッサンス新書」というレーベルがあるので、ぜひご一読くださいませ。
188mm×128mmで、現在書店に流通している書籍の8割ほどがこのサイズです。
いわゆる「単行本」と呼ばれる書籍はこのサイズのことが多く、小説・エッセイ・句集・ビジネス書・学術書などあらゆるジャンルの書籍に用いられています。
「単行本のあの大きさ」なんて呼び方をする方も多く、もしかしたら「四六判」という名前にはなじみがないかもしれませんね。
ちなみにこの名前になったのは、横が約4寸、縦が約6寸だから(1寸は約30.3mm)。
210mm×148mmで、四六判より大きい判型です。
ちょうどA4判のプリントを半分に折ったときのサイズで、写真やイラスト、図版を大きく掲載できるため、専門書や学術書に用いられるほか、写真集や絵本でも使われます。
最後に、本コラムでご紹介した内容をおさらいしましょう。
・書籍にはさまざまな大きさのものがあり、書籍のサイズのことは「判型」と呼ぶ。
・最も多く使われるのが、文庫判・新書判・四六判・A5判の4つ。
・書籍のジャンルごとに定番の判型がある。
弊社では著者の方の作品ジャンルや原稿の特性に合わせて、判型をご提案しております。
オーソドックスなのは、あらゆるジャンルに対応しており、流通部数も最も多い四六判です。
書店員もよく見慣れているため並べやすく、良いポジションで陳列される可能性も高くなります。
(※詳しくは弊社コラム「本の置き方一つで売れ方が変わる? 書籍販促のために出版社は何をしているのか」をご一読ください)
悩まれた際にはプロの編集者に相談してみましょう。
幻冬舎ルネッサンス新社では、本を作る楽しみを自費出版という形でお手伝いしております。
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原稿内容やご要望に沿ったご提案やお見積もりをご提示いたします。
幻冬舎グループ特約店(150法人3,500書店)を中心とした全国書店への流通展開を行います。