コラム

本を書くためのアイデアの生み出し方**

このコラムに目を留めてくださったあなたは、「本を書きたい」と考えているのでしょう。
では、どんな本を書きたいと考えていますか?
本といっても、小説、エッセイ、絵本、自分史、漫画、詩集などさまざまなジャンルがあります。

しかし、どのジャンルの本においても、書くときにも大切なのは、アイデア、ネタをどのように生み出すかです。
「本を書きたい」ならば、アイデアを生み出すことは必ず通らなければならない道なのです。
このコラムでは、本を書くときのアイデアの生み出し方をご紹介します。

 

インプットがなにより大事!

 

インプットとアウトプットという概念があります。

インプットとは、情報を頭の中に入れること。
アウトプットとは、頭の中に入れた情報を外に出すことです。
本を書くという創作活動をするときに、重要だと思われがちなのはアウトプットのほうなのですが、実はインプットがなによりも重要なのです。
人間は、自分の中でしっかり理解している情報でないと、外に出すことができないからです。
そもそも、インプットの量が少なければアウトプットの量も必然的に減りますよね。

しかし、「インプットは重要だ!インプットしなければ!」と肩に力が入ってしまっては、疲れてしまい、長続きしません。
なので、まずは簡単なインプットの方法をご紹介します。
すぐに始められる簡単なインプットの方法は以下のようなものです。
・テレビを観る
・音楽を聴く
・本を読む
・友達と話す

「え!こんなに簡単なことなの!」と思われるかもしれませんが、つまり、何か「情報を手に入れる」ということが大事なのです。
難しいことを頭に入れるのではなく、ただ、情報に触れていればよいのです。
「情報を手に入れる」ことに慣れてきたら、次は、「この情報は何に生かせるか」を考えながらインプットをしてみましょう。
このステップに来たら必ずするべきこと、それは“メモを取ること”です。
「本を書きたい」と思い立ち、「情報に触れること」に慣れてきたら、メモとペンをいつも持ち歩き、情報を手に入れたら、書き留めて、自分が感じたことを紙の上で整理していきましょう。
自分の思考が視覚化されることで、自分自身での確認になり、より強くインプットされます。
そんなにインプットしていたら疲れてしまうよ……と感じたあなたは、「書きたい!」と考えているテーマの領域の範囲の情報を集めてみるのもよいかもしれません。

 

インプットするときの心構え

 

日々普通に生活するだけでも、人は多くの情報に触れますが、素通りしてしまうことがほとんどです。
インプットするというのは、情報に気を留めることです。

しかし、ある情報を耳にしたとき、「こんなの役に立たないな」とそのまま流してしまったことはありませんか?
インプットするときに大事な心構えは、「今は役に立たないと思っても、いつか必ず役に立つ」ということです。

 

アイデアを生み出すこと

 

このように言うと、インプット→アイデアを生み出すという順番に思われるかもしれません。
しかし実は、インプットしているときにアイデアは生まれているのです!
人間は意識的に情報に触れると、その情報に対して思考を巡らせ、何かを感じます。
この“感じた何か”がアイデアなのです!
しかし、人間は感じたことを書き留めていなければ忘れてしまうものです。
感じたことをメモしておくことで、後になってそのメモを見たときに、“アイデア”として生きてくるのです。

ここで少し、高度なアイデアの生み出し方をご紹介いたします。
それは、“組み合わせること”です。
興味を持った情報を組み合わせるのです。
一見関係がないように思える情報と情報同士でも、固定概念を捨て、組み合わせてみましょう。
こうすることで、見えてこなかったアイデアが生まれてくるかもしれません。
アイデアの生み出し方というタイトルをつけましたが、アイデアは実はもう生み出せていたりすることが多かったりします。
それを、メモしていたか、いなかったか。
ここが、アイデアの生かし方で大きな分かれ道になります。
「本を書きたい」と思い立ったら、メモ帳とペンを持って、インプット活動を始めましょう!

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