前編に引き続き、俳句集・短歌集の制作の流れをご紹介します。
2)制作の流れ(出版社での自費出版の場合)
続いて、例として幻冬舎ルネッサンスで自費出版をしていただく場合の制作の流れについてご説明します。
①原稿の応募
まずは、原稿を応募していただくところから始まります。
応募方法は、ホームページにある応募フォームより原稿データを送付、または原稿のコピーを郵送します。
原稿用紙でなくとも、文章データや企画書はもちろん、手書きのノート、手作りの本、ブログのURLなど、どのような形式でも可能です。
皆様の素晴らしい俳句・短歌を、一つひとつ編集者が拝見いたします。
②編集者と個別相談会
応募後は、編集者と個別相談会を行います。
出版に向けてのお考えを伺いながら、最適な提案をいたします。
③所見・お見積書のご提出
原稿を読んだ感想・アドバイスをお伝えします。
合わせて、俳句集・短歌集の仕様やページ数、発行部数などのご要望を伺ったうえで、お見積書をご提出します。
俳句集・短歌集の場合は、内容というよりもデザインや構成面でのご提案をさせていただくことが大半です。
④ご契約
出版の時期、費用、発行部数などのご契約内容に合意いただきましたら、ご契約となります。
⑤キックオフミーティング
出版の目的やターゲットとなる読者層や、俳句・短歌集のテーマを再確認します。合わせてスケジュールも調整していきます。
⑥編集作業
お客様とご相談しながら、構成やストーリーの質を高めるための加筆修正、削除等のページ調整のご提案をいたします。
お客様には、弊社の提案に沿って加筆修正を行っていただき、チェックしたのちに組版となります。
⑦校正作業(初校)
実際の書籍と同じレイアウトの原稿をお作りする組版作業と合わせて、校正者による誤字脱字、標記統一や年号等のチェックを行います。
編集者による追加編集提案も作成します。
校正内容と編集提案を確認いただき、著者様に加筆修正を行っていただきます。
また、タイトル案や帯文などもご相談の上決定するとともに、カバーのイメージ共有を行います。
⑧流通プロモーション打ち合わせ
お客様のご意向を確認し、最適なプロモーション戦略をご提案します。
重点配本したい書店やエリアについても、ご要望をお伺いします。
⑨校正作業(再校)
初校の際に行った校正作業を再び行います。
著者様に作業いただく最後の工程となります。
⑩印刷所へ入稿
再校の結果を原稿に反映させ、最終原稿・カバーデザインデータを印刷会社へ提出します。
⑪搬入・著者様へ納本
取次会社(各書店へ書籍を卸す会社)への搬入と、著者様へのご納品を行います。
書籍は以上の工程で完成となり、書店に流通されます。
その後は販売プロモーションを行い、印税をお支払いします。
また、ご希望により電子書籍化も行っており、契約をいただいている場合は書籍発売の3カ月後に配信を開始します。
このようにして、俳句集・短歌集は制作され、書店に流通されていきます。
1)家族や友人など、伝えたい人に読んでもらえる
自分の俳句・短歌は、大切な人に読んでもらいたいものです。
コンテストに入選し、新聞に載ったもの以外にも、素晴らしい作品が多くあることでしょう。
世に出ていなかった作品も含めて一冊にすることで、すべての作品をまとめて伝えることができます。
2)形として残る
書籍として流通させることで、時代を超えて形として残ります。孫やひ孫など、後世にも残すことができるのは、保存度の高い書籍ならでは。孫たちも、自分のおじいちゃん、おばあちゃんは俳句集・短歌集の著者なのだと、きっと誇らしく思ってくれるのではないでしょうか。
3)自分史になる
これまでの作品をすべて一冊にまとめるということは、自分の生きてきた証をまとめるということです。自分史には様々なスタイルがありますが、小説やエッセイに比べ、今までの作品がそのまま書籍になるわけですから、最も手軽でありながら、その時の感情が直接残されたリアルな自分史になるのです。
いかがでしたでしょうか。
俳句・短歌はその時々の思いを、情緒豊かに伝えてくれる、素敵なメッセージです。短歌・俳句に込められた皆様の素晴らしい人生を、一冊の書籍にまとめてみませんか?
幻冬舎ルネッサンス新社では、本を作る楽しみを自費出版という形でお手伝いしております。
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原稿内容やご要望に沿ったご提案やお見積もりをご提示いたします。
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