コラム

作品の魅力を最大限に引き出す「作家×編集者」の関係**

作家と編集者の関係を描いたドラマ、『重版出来!』が2016年に放送され、話題になりました。

本ドラマは“作品は漫画家だけの力では売れない現実”をリアルに描きだし、編集者と作家の関係性を世に知らしめました。
小説、漫画、写真集、実用書とジャンルを問わず、一冊の本が出来上がるまでには、作家だけでなく、編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員など、一般に裏方と呼ばれる人々の努力や連携があって、読者のもとに届きます。

これら裏方と呼ばれる人々の中で、最も「作家」と密接に関わるのは「編集者」です。
「作家」と編集者の関係性の良し悪しは、作品の出来上がりに大いに関係してくるといっても過言ではないでしょう。

これから出版したいと考えている方は、「作家」になるわけですから、「編集者」との関係はどんなものなのか、事前に勉強していくことはとても大事なのです!

 

作家と編集者の相性

 

作家と編集者の関係は、はっきり言って、「相性」で多くが決まるといっていいでしょう。
そしてその「相性」は、作家と編集者のそれぞれのタイプによって決まります。

作家を大きく2つのタイプに分けると……
① 自分の世界に没頭したい、編集者から指図されたくない、好き勝手に書きたいタイプ
② 編集者から意見やアドバイスをもらって、それを取り込み、書き上げたいタイプ

このように、ざっくりとではありますが、この2タイプに分けられるでしょう。
編集者も同様に、大きく2つのタイプに分けられます。

① 作家の世話をしてあれこれ意見したい、「お母さん」的役割のタイプ
② 放任で、期限になったら原稿を取りに来るタイプ

作家と編集者の2つのタイプを紹介しましたが、これを踏まえて大事なのは何度も言っていますが、「相性」です。
同じ数字同士のタイプが組み合わさってしまうと、大変なことになってしまいます。
良い作品になるはずのものも、クオリティが上がらず、「駄作」になってしまうこともあるのです。
制作過程でトラブルが起きてしまうなんてこともあります。
しかし逆を言えば、違う数字同士が組み合わされば、原稿はどんどんクオリティアップして、「良作」を生み出すことができるのです。

ここで、作家になりたいと考えてこのコラムを読んでいるあなたに、「編集者3高」をお教えします。
それは、「熱意」「理解」「促進」。
これに加えて、編集者があなたの作品をどれだけ愛しているかも重要です。

 

ケンカするほど仲が良い!?

 

作家と編集者の相性の重要性をお伝えしましたが、勘違いしてはいけないポイントがあります。
それは、作家と編集者が「バトル」してはいけないわけではないということです。

互いに熱意があればあるほど、互いの思いはぶつかり合うもので、この「バトル」を繰り返された作品は、必ずクオリティアップしていきます。
バトルすることを恐れず、自分の熱意や夢を思う存分編集者にぶつけてください。

全ては良い本を世に送りためです。
あなたにとって良きパートナーとなる編集者と出会い、傑作を生みだしましょう!

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