自分史の自費出版を検討している方向けに、費用について解説します。本記事を読めば、どのように費用が決まるのかを理解することが可能です。
自分史の自費出版の際には、絵や写真が中心のアルバム風の自分史や、化粧箱付の豪華な自分史を選択する方もいます。アルバム風の書籍や化粧箱付きの書籍は文字中心の書籍よりも出版費用が高額です。結果として、自分史の自費出版はそれ以外の文字中心の書籍より費用が高額になる傾向があるといえます。
しかし自分史とそれ以外の書籍での自費出版で費用が異なることはありません。利用する出版社により料金体系は異なりますが、本の種類や流通タイプ、書籍体裁、本文カラー、サイズなどの条件が同じであれば、費用は同じになります。
書店に流通するか私家版にするかで出版費用は大きく異なります。私家版とは個人が自費出版し、書店には流通しない書籍のことをいいます。書店に流通する場合は、流通にあたり様々なコストが発生するため、一般的には私家版よりも高額になります。
また私家版は10冊程度から出版可能な一方、書店に流通する場合、印刷部数の下限が定められているケースが多いです。印刷部数が増え、私家版よりも費用が高額になる傾向があります。
なお現在はAmazon等のECサイトのみで販売を行うケースも増えてきました。Amazonのみの流通であれば、書店に流通するケースと比較し、自己出版費用を抑えることが可能です。
その他の自分史の出版費用に影響を与える11の要因を解説していきます。
自分史の校正・編集には大きく分けて4つのタイプが存在します。
1や2のタイプであれば、自費出版の費用を抑えることが可能ですが、自身の負担が増えます。一方で3や4のタイプであれば、費用がかかりますが、自身の負担を押さえながら、圧倒的に質の高い自分史を作成可能です。
自分史で利用される書籍体裁には主に以下の3種類があります。
費用を抑えたい方はカバーなしのソフトカバーを、高級感を重視する方はハードカバーを選択することをおすすめします。
本文カラーには主に以下の4種類が存在します。
一部ページのみフルカラーの場合、カラーページの位置と分量によって料金が変動することがあります。
非常に多くのサイズが存在します。自分史に利用されることが多い3つのサイズは以下の通りです。サイズが大きくなれば、費用が高額になります。
ページ数が多くなれば、費用が高額になります。自分史にページ数に関する決まりはありませんが、印象としては100〜200ページ前後の自分史が多いです。
発行部数は自費出版費用に直結する要因です。私家版の自分史であれば、1冊から出版可能な出版社も存在します。書店に流通する場合、発行部数に下限が定められているケースがあります。
装丁デザインは既成型を使うことで費用を抑えることが可能ですが、自身で作成することや、デザイナーに依頼することも可能です。デザイナーに依頼する場合は費用が増えます。
選択するカバー用紙によって費用が異なります。例として2つのカバー用紙タイプを紹介します。
本体表紙の選択も自分史の自費出版費用に影響を与えます。代表的な4種類の本体表紙を紹介します。
アートポスト紙やラシャ、レザックは費用が高額になります。
自分史の発行に利用されることが多い、上で紹介したコート紙を除く代表的な2種類の本文用紙を紹介します。
コート紙と比較し、上質紙やクリームキンマリは費用が低い傾向があります。
ここまで紹介した自分史の出版費用に影響を与える要因の条件が同じでも、出版社によって、費用は異なります。予算と希望に合った適切な印刷会社を選択するのが大切です。
自分史の自費出版費用は様々な要因によって異なります。自身の予算と希望を明らかにしたうえで、出版会社に見積もりを依頼しましょう。
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