著者インタビュー

生きた言葉をあなたに届けたい

あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ
こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を――
時代がどんなに進んでも、心に届くのは人のあたたかみ。
わかる。感じる。励まされる。
70年近い書人生のなかで、
「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、
多くを自作の文で制作してきた書家による作品集。

-「今を大切に 君の人生だよ」を出版するに至ったきっかけは?

現代社会とかけ離れた書道展に、以前から危機感をもっていました。書道展というと漢詩と平安がなの世界が殆どで、会場に入ってはみたもののよく解らない・・・そんな展覧会を淋しく感じていました。一般の人でも楽しんでもらえるような書道展にしたいという思いから、私は平明な作品を制作するよう常に心がけています。そのような時に知り合いから幻冬舎を紹介していただき、作品集を出版することになりました。いずれは出版したいという思いもありましたので、いいチャンスかとチャレンジすることにしました。

作品選びをする際にこだわった点を教えてください。

誰もが読めて、心の琴線に触れるような作品を制作するのが私の目標ですので、出来るだけ自作文で、そして、現代にマッチした生きた言葉で書くことを心がけています。また、同じ作品でも観る方によっては感じ方も違いますので、色付きの紙に書いたり、言葉の内容によっては絵を書いたり、今回もバックに自作絵を描いた作品も掲載しています。

周囲の方の反響はいかがでしたか?

皆さん、素敵~~と、とてもよろこんでくださいました。「いつも目のつくところに置いて、時々見ては元気をもらっているのよ」「読んでいて涙が出てしまった」などと言ってくださるので、とてもうれしかったですね。私の知り合いが殆どなので、どうしても年齢が40~50代以上になってしまいます。その為、人生経験もあり、日常の生活の中に実感として通じるものがあるのかも知れませんね。でも、若い方達にも見てほしくて書いた作品も沢山ありますので、是非見てほしいと思います。

編集者とのやりとりで印象に残っていることはありますか?

対応が早く、誠意が感じられて、安心感がありました。原稿の校正などを宅配で送ってくださる時なども、よく気配りをしてくださっているのが伝わってきました。80代のパソコンも自由に出来ない高齢の私を、大変だったろうと思います。素敵な本に仕上がり、とても感謝しております。思いもよらない機会を与えて頂きありがとうございました。

「今を大切に 君の人生だよ」というタイトルや表紙の装丁はどのようにきめられたのでしょうか。

以前、個展に出品した作品で、好評だったのです。私も、この言葉が好きでしたので、タイトルに決めました。帯付きのイメージがとても気に入っています。帯の文章もさすがだと思います。素敵に書いていただき感謝しています。

出版を考えている方にメッセージをお願いします。

私の中では、今すぐに出版しようという思いはなかったのです。でも、思い切って出版し、本が手元に届いた時の感激は忘れられないですね。80代での出版でしたから、いろいろと大変なことも沢山ありましたけれども、今は、出版して良かったと思っています。もしこれから出版を考えていらっしゃる方がいましたら、必ず人生にプラスになると思います。出来れば気力のある若い内に、どうぞご検討されてみて下さい。

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