エッセイ執筆中の方向け『パリとワインとわたし 今日はロゼにしようかな』の3つのポイント
今回は8月2日発行のエッセイ集『パリとワインとわたし 今日はロゼにしようかな』
を3つのポイントとともにご紹介します。
特に旅行や海外体験のエッセイを執筆している方、
要チェックです!
① A to Zで綴るフランスでの実体験
本書は、著者がフランスで生活した計3年半の間に経験したできごとを1話4~5ページの読みきり形式でまとめたエッセイ集です。
各エッセイにはフランス語のタイトルがついており、Aから順に並べられています。
はじめの3つを見てみると「Appartement(アパルトゥマン)」「Bar a vin(バール・ア・ヴァン)」「Cuisinier(キュイジニエ)」というように、確かにABC……となっていますよね。
「次はなにかな?」と楽しく読ませる工夫です。
② 26種類のワインが登場
もう一つ大きな特徴といえるのが、タイトルにも入っている「ワイン」です。
エッセイの最後には毎回、1種類ずつワインの紹介が載せられています。
ワインの名前はもちろん、使用されているぶどうの品種から、色、香り、味わい、相性の良い料理・チーズに至るまで、全26種類のワイン情報を知ることができるのです。
巻末には、本編で登場したワインの一覧や色・香り・味わいの表現がまとめられているため、読むだけでワインの知識が身につくのです。
③ 見て楽しめる写真や地図
エッセイ内に登場する、ガレットゥやクロワッサンといった美味しそうな料理、パリやコルマールの美しいフランス風景などの写真がところどころに挿入されている点もポイント。
そのため、フランスでの生活をより身近に感じることができます。
また、パリ市内のマップやフランス全土のワインマップがカラーで掲載されており、ガイドブック的要素も。
読むだけでなく、眺めても楽しい一冊に仕上がっています。
パリに魅了され実際にフランスでの生活を始めてしまった著者が、当時の思い出をワインとともに綴っていく……。
ワイン好きの方、フランス好きの方、旅行する時間はないけれど海外気分を味わいたい方、それぞれが楽しめるエッセイ集となっています。
エッセイに関心のある方、ぜひご参考いただければと思います。