「自分の色を出す」エッセイの書き方のヒント3
自分の経験したことや感じたことに基づいて書くエッセイは、親しみやすく、気軽に読むことができます。
執筆の面から見ても小説や実用書などと比べると格段に書きやすく、「いつかは自分のエッセイを出版したい」と夢見ている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ただつらつらと思いついたことを綴るだけではありきたりな作品になってしまう危険性が高いです。
そこで今日は、個性の光る一冊に仕上げるためのヒントを3つご紹介します。
①他の人にはない体験を書く
「徒歩で日本一周した」「20回の転職経験がある」など、他の人にはない経験を持っていると、それだけで武器になります。
エッセイのトピック選びで迷ったら、自分だからこそ書くことのできる珍しい出来事を選んでみるとよいでしょう。
②自身の考えや論をしっかり展開する
先に述べたような特別な経験を持っていないからといって、諦める必要はありません。
ありふれた日常生活や普遍的な事柄の中でも、自身の考えや意見を明確に打ち出せれば立派な作品に仕上がります。
逆にただ出来事を並べるだけであったり、誰かの考えを引用したりするだけの作品では何を伝えたいのかがわからず、読者を辟易させてしまいます。
③見せ方を工夫する
書く内容が決まったら、次は「どのように見せるか」という部分が大切になります。
コンセプトを決めてまとめたり、自分の得意分野と絡めてみたりするとよいかもしれません。
たとえば、オリジナルのイラストと組み合わせたり、趣味の俳句を生かして1つ1つのトピックのタイトルを5・7・5に統一したりするなどです。
柔軟な発想で効果的な見せ方を考えてみましょう。
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、エッセイの執筆に役立て、あなただけの一冊をつくってみてくださいね。