家族・友人以外にも読んでもらえる「自分史」の作り方
「自分史をつくって、家族に遺したい」――近年、こんなご相談をいただくことが増えてきました。
具体的に内容を聞くと、とても面白いものばかり!
「これ、身内だけではもったいないですよ。流通しましょう」――そう提案すると、「でも、自分の話なんて世間の人は興味ないのでは」と不安になる方々も。
ご安心ください。
表現次第で、自分史は、あなたのことを知らない人にも読んでもらえる作品に仕上げられるのです。
今回は、書店に流通させ、多くの人に読んでもらうための自分史の作り方を紹介いたします。
①小説形式の自分史にする
まず紹介したいのが「小説にする」方法です。
よく言われている言葉ですが、人生は物語のようなものです。
そして、主人公はあなた自身。
自分を主人公に見立て、三人称で書いてみてください。
そうすることで、多くの人に楽しんでもらえるでしょう。
旅行業を営む著者が、自身の取り組みを小説にした作品です。
【内容紹介】
27歳の若さで旅行会社を立ち上げ、世界中を飛び回る健二。
「旅行に行く人を旅行屋が決める」をモットーに、常識破りの旅行会社を目指していた。
あるとき健二は、全国コンクール金賞受賞の実力を誇る慈愛女子高校マーチングバンドに出会う。
「このマーチングバンドを、オランダの世界コンクールに派遣する!」
大きな目標を定めた健二は、もちまえの情熱と無鉄砲さで夢へ急接近!かと思われたが……。
マーチングバンド部の夢と、旅行ビジネスの狭間で揺れる健二の奮闘が始まった!
果たして 健二は、少女たちの夢を「現実」に出来るのか。
②漫画形式の自分史にする
次に紹介したいのが、「漫画にする」方法。
自分の人生を物語にし、さらに文章ではなく「イラスト」で表現するという方法です。
若い世代は漫画を好む傾向にあるため、「自分の取り組みを次世代に知ってもらいたい」と強く思われている方に、特にお勧めしている方法です。
子どもたちに震災の実際を知ってほしい、先人の教え、命の大切さを心に刻んでほしいという思いから、[3.11]を「マンガ」という形で表現した作品です。
あなたの人生はどんな物語でしょうか。
一冊の本にして、家族に、そして未来に遺してみませんか?