自分史を作成する目的は?メリットを解説します
自分史を作成すれば、自分の人生を記録として残すことができます。家族や友人にも自分が生きた証を伝えることができるでしょう。
近年では、自分の人生を記録した本を作成する人も多くなり、その作業を手伝ってくれる業者も増えました。
しかし、
「そもそも自分史って何のために作るの?どんな良いことがあるの?」
と、自分史がどのようなものなのかよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本コラムでは自分史の目的や自分史を作成するとどのように良いことがあるのかについてご紹介します。この記事をご覧になれば、自分史を作成する意義や利点について理解を深めることができるでしょう。
自分史を作る目的とは
自分史を作る目的は人によって異なると思いますが、大きく分けると以下になります。
- 自分自身が生きてきた記録を残す
- これまでの人生を振り返り、今後の人生の参考にする
- 自分史を作成すること自体を楽しむ
このほかにも細かい理由はあるかもしれませんが、自分史を作成する目的には大まかにこれらが挙げられます。
自分史を作ると、どんな良いことがあるのか
実際に自分史を作ることでどのような良いことがあるのでしょうか。以下では自分史を作成するメリットについて具体的に解説していきます。
人生の軌跡を記録することができる
自分自身が経験した記憶は形にしなければ消えてしまうでしょう。子供や孫があなたのことを知りたいと思っても、形として残っていなければ伝えられません。
自分史を作成すれば自分が生きた証を記録することができます。
自分の人生で経験したことを本という形で残せば、親族はもちろん友人などにも伝えることが可能です。
こうした記録を後世に伝えられることは、自分史を作る最大の魅力と言えます。
自分自身を深く理解できる
自分のことをより深く理解できることも、自分史を作成するメリットの一つです。
自分史を作成する際には経験してきた様々な出来事を振り返ることになります。
経験したことの中には辛いと感じることもあったかもしれません。
しかし、後になって振り返ると当時の辛さが今の自分を支えてくれていることに気がつくこともあるはずです。
このように当時の自分を見つめることで、これからの人生に対して良いイメージを持つことに繋がるでしょう。
家族や友人とコミュニケーションを取れる
自分史の作成は自分だけで完結するわけではありません。自分史を作成し、それを家族や友人に伝えることで様々な人とコミュニケーションを取ることができます。
育ってきた環境や経験したことを他の人に知ってもらえば、これまで以上に関係を深めることが可能です。
また、身内だけではなく職場などでも自分史を伝えることで、仕事で関わる人との交流にも繋がるでしょう。
生きがいを見つけることができる
あなたは、昔大好きだったことや夢中になっていたことを覚えているでしょうか。
普段仕事で忙しい日々が続くと、自分が好きだったことや楽しんでいたことも忘れている人が多いでしょう。
自分史を作成する際にはこれまでの人生を振り返ることになります。
過去に着目すれば、自分が本当に好きだったことや夢中になっていたことを再発見できるかもしれません。
自分史を作成すること自体が楽しい
自分史を作成するということは、これまでの人生を振り返るということです。
自分が昔住んでいた場所や友人、学校などを思い出す必要があります。
また、場合によっては実際に現地に赴き、取材を行っても良いでしょう。
このようなことを行えば、過去にタイムスリップしたような気分を味わうことができます。
そのため、自分史を作成すること自体が楽しいというのも、大きなメリットであると言えるでしょう。
自分をもっと好きになる
長い人生、常に上手くいくことばかりではなかったでしょう。
時には辛いことや悲しいこともあったかもしれません。
しかし、そのようなことを乗り越えて今があるはずです。これまで経験した出来事を振り返り、頑張ってきたことを再確認すれば、自分をさらに好きになるでしょう。
また、これまで気が付かなかった自分の良さを見つけることもできます。
このように、自己肯定感を高められることも、自分史を作成する魅力の一つです。
まとめ
自分史を作れば自己肯定感を高めることができ、他者とコミュニケーションのきっかけにすることができます。出来事をまとめる過程で、これまで忘れていた自分の思いに気が付くこともあるでしょう。
また、自分の証を残すことができ、家族や友人にも自分の歴史を伝えることも可能になります。そのため、自分史は自分だけのものではなく、資産としての役割も持ち合わせていると言えるでしょう。
このように、自分史を作ることで得られるメリットも大きいです。自分のためだけではなく、家族や友人のためにも自分史を作ってみてはいかがでしょうか。