季節感のある原稿執筆の参考に! 春が待ち遠しくなる書籍3選
3月に入りましたが、まだまだ寒さの厳しい日々が続いていますね。いつ暖かくなるのだろうかと、春の訪れを心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、寒い季節にこそ読みたい、一足早く春の気分を味わえる書籍を三冊ご紹介します。
季節を感じさせる原稿を執筆する参考になれば幸いです。
①『春、戻る』(瀬尾まいこ・著)
結婚を目前に控えるさくらのもとに現れた、「お兄ちゃん」を名乗る見知らぬ青年。
「お兄ちゃん」名乗るくせに明らかに年下の彼は、なぜかさくらのことをよく知っていて……。
あらすじだけ見るとミステリー小説のような印象を受けますが、さくらと正体不明の「お兄ちゃん」とのほのぼのとしたやりとりに心温まる、チャーミングな物語です。
②『新装版 たのしいムーミン一家』(トーベ・ヤンソン著、山室静・訳)
幅広い世代に愛される「ムーミン」ですが、意外と物語の内容を知らない人も多いのではないでしょうか。
この『たのしいムーミン一家』は、春にぴったりのストーリーです。
冬眠から目覚めたムーミンが、仲良しのスニフやスナフキンとともに不思議な黒い帽子を見つけることで始まる冒険が描かれています。
ムーミン谷の美しい春の情景が眼に浮かぶ、読むと癒される一冊です。
③『季節風 春』(重松清・著)
美しい四季とうつろう心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの春篇です。
記憶の中の春や旅立ちなど、春を題材に選んだ全12篇が収録されています。
何気ない日常を描いた作品が多く、自分の人生と重ねあわせて読める、感情移入のしやすい物語が集まっています。
以上3冊をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
ぜひあなたのお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。