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第13回「日本タイトルだけ大賞」に幻冬舎ルネッサンス新社の書籍がノミネート

本を選ぶとき、皆さんは何を決め手にしているでしょうか。

書店に足を運んで中身を立ち読みすることもあるかもしれませんが、オンラインストアでカバーデザイン・タイトルだけ見て判断するケースもあるかもしれませんね。

近年ではそうした動向を受け、タイトルに工夫を凝らした書籍が増えています。

そんななか、タイトルの魅力に特化した文芸賞、その名も「日本タイトルだけ大賞」があることをご存じでしょうか。

作家の山田真哉氏、ブロガーのヨシナガ氏、オーディオブック配信を手がけるオトバンクの上田渉氏が発起人となったアワードで、2020年度に第13回を迎えました。

本アワードのホームページには次のように書かれています。

本賞は、日本で出版されている書籍の、内容の優劣を問わず、タイトルのみのコピー、美しさ、面白さが際立つ書籍を表彰し、出版広告だけでなく、タイトルそのものの重要性を発信していくために創設するものです。

Twitterや読書メーターを活用し一般投票でノミネート作品を選出したのち、作家や出版関係者らによる最終選考により受賞作品が決定されます。

(なお、第13回には元アイドルで夢眠書店の経営者でもある夢眠ねむ氏がゲスト審査員として招かれています)

第13回の大賞作品は、ハ・ワン氏著 岡崎 暢子氏訳の『あやうく一生懸命生きるところだった』でした。

力を抜いて生きていこうというメッセージが多くの共感を呼び、10万部を突破しているエッセイ作品です。

この大賞作品以外にも面白いタイトルの作品が多くノミネートされていました。

どのような作品がノミネートされているか調べていたところ、なんと幻冬舎ルネッサンス新社の書籍を2冊発見いたしました!

本コラムでは第13回「日本タイトルだけ大賞」にノミネートされた弊社刊行書籍をご紹介します。

「日本タイトルだけ大賞」幻冬舎ルネッサンス新社ノミネート作品

山野うさぎ『ヤバイやつやん ゆかいなカメムシワールド』

その独特の匂いから昆虫界の嫌われ者として知られるカメムシの魅力を見つめ直した書籍。

案内人を務めるかわいいウサギの絵にもご注目です。

カメムシの奇妙さ、不思議さ、意外さの全てを「ヤバイやつ」というパワフルな言葉で表したタイトルがノミネートされた一因かもしれませんね。

本書を読めば、そんなカメムシのことを良い意味で「ヤバイやつ」だと感じられるようになるかもしれません。

同書の書籍紹介ページはこちら

風間恵子『プリン騒動』

「ママ、プリン作って」──何気ない言葉をきっかけに義父が大激怒。

どこの家庭でも起こりうる家庭内バトルを描くことを通じて、たくましく生きる女性たちにエールを送る小説作品です。

甘くやわらかな口当たりの「プリン」と「騒動」という何やら物騒な言葉のミスマッチさがノミネートの所以でしょう。

実は本書、どなたも無料で途中まで試し読みしていただくことが可能です。

「幻冬舎ゴールドライフオンライン」という書籍紹介サイトにて連載しておりますので、そちらもぜひご覧くださいませ。

幻冬舎ゴールドライフオンライン『プリン騒動』連載第1回ページはこちら

まとめ

残念ながら大賞は逃してしまいましたが、弊社から2作ノミネートしたいただいたことを大変光栄に思います。

公式ホームページいわく、以下のような選出基準があるそうです。

本の中身のよしあしは関係ありませんが、タイトルと中身のギャップの面白さや、中身をどう凝縮してタイトルに落としているのかなど、中身との整合性も吟味し、タイトルのみを評価して表彰致します。

出版社・編集者にとって、書籍の内容にぴったりと合い、かつインパクトのあるタイトルを考えるのは重要な工程です。

次回はより多くの作品がノミネートされ、あわよくば大賞もいただけるように、弊社一同精進いたします。

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