インターネットが普及し、あらゆるものの電子化が進む中、あらためて紙の書籍のよさを見つめ直し、その価値を訪ねるコーナーです。
書籍を愛する人がそれらをコレクションすることはままありますが、購入した膨大な書籍の保存や管理は、これまた大変な労力を要します。 1475年に設立されたヴァティカン図書館は、世界的にみても貴重な書
書籍の世界の革命者と呼ばれたアルド・マヌーツィオ(前ページを参照)が活躍した15世紀から16世紀、ヴェネツィアには200を超える出版業者が存在していました。扱われている書籍もグローバルで、
アルド・マヌーツィオが家庭教師として仕えていた ピオ家の宮殿に残るフレスコ画。 この男性がアルドといわれている。 ピリオド、コンマ、はしがき、目次。 書籍には欠かせないこれらの要素は、
1350年頃のボローニャ大学の様子 ベルリン国立版画館所蔵 中世もたけなわの13世紀、書籍出版の機軸が修道院から大学へと移行します。都市国家の発展とともに識字率が上がり、それまでは修道院の
ルリユール(工芸製本)にとって大切なのは美しさです。 もちろん、ここで言う美しさはデザイン面のものを指しますが、機能面からも美しさが求められます。すなわち綴じ方や表紙の仕上げ方など、書物として持つべ
エルコラーノの遺跡から発見された巻物を読む若者の絵 1世紀ごろ ナポリ国立考古学博物館所蔵 出版において、古代と現代では共通点も多々ありました。 知名度が高く文筆家としてよく知られていた
装丁は実に著書の品格と書物そのものの生命の鼓動を表現し象徴するものである 室生犀星著・自装“ 天馬の脚 ”より 装丁は西暦5、6世紀頃には、美術工芸品としてその地位を確立していました。 長い長
紙の書籍には「質感がいい」「情報探索における操作性のよさ」などの利点がありますが、紙ならではの劣化に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 そこで、今回は「紙の劣化の原因や対策」「記録媒体とし
文庫本の歴史をさかのぼってみると、1960年までは現在のようなカバーは無く、その代わりとなるグラシン紙と呼ばれる透明の紙で包まれ、流通していました。 神田の古本屋街に行くと、いまだにグラシン紙に
「スクリプトリウムの聖ヒエロニムス」 1480-1490年頃 マドリッド・ラザロ・ガルディア―ノ美術館所蔵 欧州各地に残る美しい写本の数々。 15世紀にグーテンベルクによって印刷術が世に
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