著者インタビュー

生まれて初めての出版。

気持ちに寄り添って進めていただきました。

『西行のうた』

古くから愛される西行が詠んだ数々の詩篇たち。その有名な作品を、著者本人が作成した切り絵と
ともに絵本にした渾身の一冊。西行の詩の原文だけではなく、現代語訳に解説、さらには英訳までついた、大人が読んで楽しむことができる作品。
繊細な色彩の絵と西行の詩に魅了される一冊!

幻冬舎ルネッサンスから2017年に『西行のうた』を出版した高山素子氏。出版を決意したきっかけや出版後の変化を伺った。

 

―出版をされたきっかけや目的は何ですか?

高山 子供の頃から、絵本を一冊書くことが夢でした。

10数年前「花見にと・・・」の絵を描いた後、西行の和歌を読んだ時、この和歌がストンと胸に同じ思いが落ちました。きっと私と同じ思いをうたった和歌があると思い、読み始めました。その中で、頭に映像が浮かぶ和歌の中から、絵を描き進めました。

幸いなことに、現代語訳:松井文雄先生、英訳添削:山根ジュリア先生の協力を得て、素敵な作品になりました。私費出版で、身近な方に配るつもりでしたが、幻冬舎の方に流通に乗せたいと強く勧めていただいたことで、本屋に並べる気持ちになりました。

 

―出版前後で何か変化はありましたか?

高山 今では、より多くの方々に、日本の古典の良さを知ってもらいたい。外国の方々への日本を理解する上での入門として読んでいただきたいと思います。子供達には、古典の間口を広げるお役に立てばと、考えてます。

 私の本の出版を知った周りの方々の反応

・こんな才能があったのね。

・出版する様な人と知り合いで自慢だ。

・どれだけ時間がかかったのか、力作だ。

・児童書とあるが、大人が楽しめる!

・色彩が優しく、ホッコリする。etc・・・

 松井先生より「画家の感性が時空を超えて、しなやかに飛翔をつづけ、行く先々の、こころ、こころ、こころ・・・に、そっと滋味の種子が蒔かれてゆくーーそんなイメージが脳裏に浮かびます」と、嬉しいお言葉をいただきました。

 

―出版社や編集者とのやり取りで印象深かったことはありますか?

高山 何より担当の方を始め、社の方々が私の作品を理解し愛して出版作業に取り組んでくださったことです。

生まれて初めての出版。なかなか理解出来なくても、丁寧にアドバイスしてくださり、共に気持ちに寄り添って進めていただいたことです。

 

―原稿に散りばめたこだわりや制作秘話など、ご著書の紹介をお願いします。

高山 自分が古典を授業で受けたときに、敷居が高くとっつきにくく思ったので、より親しみやすい本にしたく努力しました。

絵だけでも5年、英訳も現代語訳に添いつつ、単語を一つひとつ厳選しつつ、よりネイティヴの方が理解しやすいよう、1年以上かけて、作りました。

 

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