猫のソラリス
ペット小説大賞にも輝いた
廃業を強いられた映画館と一匹の猫のお話
- ジャンル
- 小説
- シリーズ
- 電子書籍のみ
- 著者
- 志頼眞・著
- ISBN
- 判型
- 出版年月日
- 2020/2/29
- 価格
- 880 円(税込)
内容紹介
時代の流れとともに経営難になり、取り壊しが決まってしまった古き良き老舗の映画館「昭和座」。
三十年前に廃業となったその映画館には一匹のオス猫・ソラリスが住み着いていた。
2年間ほどそこで働いてきた主人公が、昭和座とソラリスについて回顧していくところから物語が始まる。
昭和座の閉館が決まった日、何よりも心配だったのが、ソラリスをどうするかであった。
結局「私」が引き取り手に決まるも、映画館の閉館日に、ソラリスは朝から姿を現さなかった――。
消えゆく映画文化を惜しみつつ、
<人と人>そして<人と猫>との心のつながりを爽やかに綴ったノスタルジックな短編小説。
■著者紹介
志頼眞しらい まこと)
岐阜県高山市在住
雌猫を一匹飼っています。気が荒く、撫でようものなら、ハグをしてきて、後ろ足で
蹴り上げ噛みついてきます。
もちろん、ジャレているだけですが、けっこう痛いものです。
先日、私が沈み込んでいたとき、テーブルに乗ってきて、頭を私の顔に擦りつけ、ミ
ャーと鳴いてきました。
私の顔を見詰め、「話してみな、聞いてやるから」みたいな視線を送ってきたのです
。
猫を見ていると、創作意欲が湧いてきます。
共に生きている、その実感を描いていきます。
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