下頭橋異聞
徳川時代、数奇な運命をたどり、僧となった商人がいた。長い旅の末、六兵衛は何を悟ったのか
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 吉岡 健二・著
- ISBN
- 4779001447
- 判型
- 4-6 ・ 160ページ
- 出版年月日
- 2007-03-20
- 価格
- 1320 円(税込)
内容紹介
徳川幕府の策謀が大坂大商家の淀屋を闕所(けっしょ)し廃業にした。
弾圧の余波を受けた淀屋の手代・六兵衛は商人として生きる目的を失い、生国にも帰れず、縁故者のいない江戸へと旅立つ。彼は道中で幾つかの出来事、人物と出会い、生きる目的を取り戻そうとする。そんな中、旅人六部善心と出会う。善心は永き旅路を辿る道すがら仏の道を探していた。六兵衛は善心から御仏道を精進し、悟りの境地へと近寄り始めるのだが・・・
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