出版実績

もう一度、一緒にあの坂を

坂をランドマークに、日本文化の息吹を感じる

ジャンル
単行本 文学・評論 歴史・地理 スポーツ・ホビー
シリーズ
その他
著者
渡邉正孝・編
ISBN
9784344913509
判型
4-6 ・ 304ページ
出版年月日
価格
1760 円(税込)

内容紹介

坂の名前は 往古その名を頼りに 人々が行き来し
人と人とが出会い 通い会うための
「ランドマーク」として共有され 時の流れの中に刻まれてきた

そこでは多くの人達が
笑い 喜び 楽しみ語り
泣き 怒り 嘆き悲しみ 
そして時には血を流した……

坂の上には坂の上の
坂の下には坂の下の
それぞれの人生が営まれ 歴史が刻まれていった
(本文より)

「坂」に思いを寄せ、文学研究を続けた亡き永岡義久を偲び、文学探訪記が書籍化。
文豪たちは「坂」に何を想い、作品に登場させたのか。
その思いを永岡氏はどのように受け取ったのか。
そしてあなたは「あの坂」で何を思うだろうか。

本書を手に取り、文学散歩に出かけよう。

■原作者

永岡義久(ながおかよしひさ)

昭和7年6月福岡市生まれ。小学校は諸所を転々、中学時は在名古屋。(終戦後上京、生涯転居23回)学習院大学在学中から、川端康成・夏目漱石に傾倒。40年のサラリーマン生活を経て、定年後「読売カルチャーセンター」にて武田勝彦講師(早稲田大学名誉教授・比較文学)の文学講座に出逢い、同教授に私淑。その縁にて、文芸評論家として文藝春秋・公評などに論評を掲載。「坂」についての思い入れ深く、知友に日本坂学会会長・副会長があり、諸所の話を聞くのを楽しみとした。また、長く俳諧誌の選者を務めた。平成27年9月没、84才。

■編者

渡邉正孝(わたなべまさたか)
昭和8年5月東京生まれ。作者は妹の連れ合い。その縁で、坂道歩きや事前の下見などに同行、事前・事後の資料の多くを原作者より贈られた。現在、浅間山の南麓(長野県軽井沢町追分)に在住。

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