色は匂へど散りぬるを
故郷に帰れる日を願って、
愛する人たちのために生き延びてみせる。
- ジャンル
- 小説 単行本
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 藤本美智子・著
- ISBN
- 9784344918740
- 判型
- 4-6 ・ 294ページ
- 出版年月日
- 2018/11/6
- 価格
- 1430 円(税込)
内容紹介
14歳の紀代子は一家で朝鮮へと移住したが、間もなく父親が病死してしまう。
父亡き後、困窮した家族を救うために、ハルビンへ働きに出ることを決めた紀代子が
連れて行かれたのは、遊廓・千歳屋であった。
定められた運命を受け入れた彼女であったが、その先には過酷な出来事が待っていた。
異国の地で、戦争という時代の流れに翻弄されながらも、娘を守り懸命に生きたひとりの女の物語。
■著者紹介
藤本 美智子(ふじもと みちこ)
1940 年生まれ。東京都八王子市在住。薬剤師、日本語教師。
「白菊の花束」で、第15 回日本新聞協会エッセー賞受賞。
「赤いカンナの花の下に」で、第14 回ふくい風花随筆文学賞優秀賞と、
第14 回仁愛女子短期大学賞を同時受賞。
「古希に立つ」が江古田文学95 号に掲載。
他に著書「シルダリヤ川に流した赤い糸」がある。
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