法隆寺は燃えているか 日本書紀の完全犯罪
『日本書紀』が「法隆寺」に言及したのは西暦六七〇年の「大火」を伝える一文のみ。
しかし、そこには編纂者たちが仕組んだ巧妙なトリックが秘められていた――。
推理小説のような痛快さで千三百年の謎を暴く古代史解読書。
- ジャンル
- 歴史・地理 研究・評論
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 中村真弓・著
- ISBN
- 9784344937468
- 判型
- 4-6 ・ 354ページ
- 出版年月日
- 2021/11/12
- 価格
- 1870 円(税込)
内容紹介
「法隆寺は大火によって一屋も余さず焼失しており、現法隆寺はその後の再建」とする『日本書紀』の記述には疑念がもたれていたものの、日本最初の正史たるその権威によって様々な意見は蹴散らされてきた。
しかし、数学の手法を応用して分析すれば、編纂事業の真の目的とともに千三百年間も封印されていた“事実”が明らかとなる。
「白村江の戦い」の処理をめぐる駆け引きの中、『日本書紀』で法隆寺が果たした重要な使命とは。
そして、寺の再建と聖徳太子に隠された秘密とは。
日本古代史の“絶対的な神聖領域”に切り込み、常識を覆す驚愕の真相に迫る!
■著者紹介
中村真弓(なかむらまゆみ)
1954年生まれ。1977年3月、東京大学卒業。
2020年6月、商社役員を退任。
若い頃から日本の古代史、古典文学、仏教、能などに関心を持つ。特に弘法大師を中心にして、
さまざまな分野を横断的に研究してきた。定説や常識を鵜呑みにすることを嫌い、常に原典に
依って確認することを心掛けている。
著書に『海に漂う神々―世阿弥が伝えた古代史の真相―』(2012年、幻冬舎ルネッサンス刊)、『猿丸と人麻呂―天才歌人を抹殺した闇の真相―』(2018年、幻冬舎メディアコンサルティング刊)がある。
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