花と木沓
どんなにのろくても、春は必ずやってくる
画家・小野千世の幻の絵日記を書籍化。
先の見えない不安に寄り添う、物静かな北国からの風のたより。
- ジャンル
- エッセイ
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- おのちよ・著
- ISBN
- 9784344940383
- 判型
- A4 ・ 96ページ
- 出版年月日
- 2022/07/27
- 価格
- 1430 円(税込)
内容紹介
心に傷を持つ少女・ちよは、修道院で暮らすことに。
教室に漂う牧草の香り、修道女たちのせせらぎのようなコーラス、響き渡る鐘の音…
神様に見守られながら過ごす日々は、寂しくも温かく、ちよの心をほぐしていく。
それでも、いつか希望は訪れる。
著者が次の世代に渡す、「魂のバトン」。
■著者紹介
作者 小野千世(おのちよ)
絵本作家。
シテ方能楽師近藤禮の次女として、東京滝野川区(現在の北区)に生まれる。
1945年3月に空襲で能舞台のあった家が焼失。家族とともに北海道に疎開。北海道の修道院での生活を綴った日記に、絵を付け『花と木沓』を作る。その絵日記が谷内六郎さんの目に留まり、至光社を通じ美智子様もご覧になりました。至光社以外の出版社からも、詩情豊かな絵本を多数出版。現在も、小さな身体を励まし、文章教室を続けるがんばり屋さん。
案・レタッチ 近島哲男(ちかしまてつお)
横浜出身。印刷の色と格闘を続けてきた絵本を愛する製版人。
2022年1月に、小野千世の世界をはじめ、絵本やアートを紹介するホームページを開設。
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