画品をめぐる物語
画の品格(画品)を探求し、歩むべき人生を模索する青春ストーリー。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- たかね とも枝・著
- ISBN
- 9784779004773
- 判型
- 4-6 ・ 192ページ
- 出版年月日
- 2009-12-15
- 価格
- 1320 円(税込)
内容紹介
美術史専攻の大学生が、「画品」の真相探求から人生を見出してゆく青春物語。主人公の世利は、同じ大学に通う瀬戸京、親友の竹やんなどとレポート作成のため、美術館や博物館を訪れる。そこに展示された数多くの日本画や洋画から、やがて品格のある画、すなわち「画品」の有無が作品の価値に大きく影響することを知る。やがて、芸術とは違う道を歩んだ世利であったが、長続きせず、自分の進路を決めかねていた。そんなとき、画廊に就職した瀬戸との再会で、世利は絵画への想いを改めて自覚する。そして選んだ道は、「画品」ある作品をもっと多くの人に知ってもらう場を提供することだった。大学で美術史を専攻した著者だけに、作中には、上村松園、伊東深水、奥村土牛、横山大観、東山魁夷といった錚々たる画家の作品解説も見応えがある。直に行かずとも、近代美術館や国立西洋美術館に行った気にさせてくれるのも、本作品の大きな特徴といえる。
■著者紹介
1969年生まれ。跡見学園女子大学文学部美学美術史学科卒。東京都出身。
■著書
『青をふくむ白』(2014年5月小社刊)
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