中国の中世
中世の中国を知れば、現代の中国が見えてくる。
- ジャンル
- 単行本 歴史・地理
- シリーズ
- その他
- 著者
- 平賀 勝利・著
- ISBN
- 9784779004995
- 判型
- 4-6 ・ 216ページ
- 出版年月日
- 2009-09-15
- 価格
- 1540 円(税込)
内容紹介
良好な日中関係を表すのに「一衣帯水の隣国」ということが言われてきた。そして、長い間、日本人は隣国の中国をよく知っていると思ってきた。しかし、それはただの錯覚にすぎなかった。中国は日本とは全く別の独自の文化圏を持つ広大な面積の国であり、遥か古代より民族の興亡が繰り広げられ、近代には社会主義国となった歴史がある。中でも漢民族が異民族との闘いに明け暮れた中世は、血を血で洗う壮絶な王朝の交代劇があったかと思うと、仏教に深く帰依し、雲崗や竜門などで多くの仏を岩に刻むような極端な時代であった。また、老子や荘子などの思想家や陶淵明などの詩人も活躍し、文化は爛熟していた。いわば「何でもあり」の混沌とした状態にあった中世には現代に通じるものがあり、まさに真の中国を知るための格好のヒントが隠されている。現代中国を認識するために最適な中世中国史概説。
山形県米沢市生まれ。東京医科大学講師、東京都総務局副参事、老人保健施設長を経て、現在、道玄坂平賀クリニック院長、外科医。日本学生相撲連盟副会長も務める。著書に、『詩集 あかたまらん』『ゆきむかえ』『中国を考える』がある。
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