頭を低れて
小さな幸せだと思っていたものが、かけがえのない思い出になる
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 宇治舎 叡慈・著
- ISBN
- 9784779007132
- 判型
- 4-6 ・ 234ページ
- 出版年月日
- 2011-09-20
- 価格
- 1430 円(税込)
内容紹介
中学一年の夏休みの初日、僕は「子供お楽しみ会」でリーダーをやらされることになった。幼馴染の光子と「子供お楽しみ会」の主催者、光子の父で住職の方丈さんに頼まれたからだ。朝は妹の祥子とラジオ体操、お盆明けの川遊びと、その日の午後のお楽しみ会……、せっかく立てた夏休みの計画を変えなくてはならなくなってしまった。でも、方丈さんの「子供お楽しみ会」は結構面白い。秘密偵察機「彩雲」や特攻隊、満州での戦闘、本当がどうかわからないけれど、方丈さんの奇想天外な戦争話は僕らの心をいつも湧かせてくれるのだ――。戦争が終わって間もない時代、山村の中で憧れの女生徒、元樹田やクラスメイトたちとゆっくり生きる僕、そして耳が聞こえない祥子を慈しみながら育てる家族の姿、静かな感動を心に残す中編小説。
■著者紹介
昭和25年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科東洋史学専攻修士課程中退、のち同第1文学部フランス文学専攻卒業。現在浄土宗僧侶、幼稚園長。
あなたも出版してみませんか?
お気軽にご相談ください。
03-5411-7188
営業時間:平日10:00〜18:30