一九六四年春 旅立
埃まみれの日記を手にした瞬間、強烈なあの日々がよみがえる。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 鳥居 正史・著
- ISBN
- 9784779007729
- 判型
- 4-6 ・ 272ページ
- 出版年月日
- 2012-01-05
- 価格
- 1650 円(税込)
内容紹介
964年春、日本の海外旅行自由化が始まった。自分一人の力で海外に行ける時代になったのだ。売れるものはすべて売り、あらゆる方法で資金を集めてマルセイユまでの船のチケットを十数万円で買うと、外貨に交換できたのはたったの334ドル(12万円ほど)だった。大型のリュックに荷物を詰め込み下駄をぶらさげ、はるか西のヨーロッパに向け、たった一人で神戸港から旅に出た。行こう、前進しよう。行く手に氷の山を抱いたアルプスがそびえようと、何メートルも積もった雪原が続こうと――。夢、挑戦、無謀な情熱。2年間47か国の旅の記録。
■著者紹介
1944年兵庫県神戸市生まれ。62年京都大学農学部入学。在学中の64年5月、単身ヨーロッパへの旅に出る。アフリカ、中近東をまわり66年3月に帰国。68年丸紅株式会社に入社、2004年に退職する。神戸市在住。
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