鰊場育ち
91歳の著者が振り返る、「鰊場」への想い
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 葛間 寬・著
- ISBN
- 9784779007811
- 判型
- 4-6 ・ 140ページ
- 出版年月日
- 2012-01-25
- 価格
- 1430 円(税込)
内容紹介
北海道積丹半島南部・古宇郡泊村。現在の北海道電力の泊原発があるこの一帯は、江戸時代中期から昭和初期まで日本最大といわれるニシン漁が盛んな場所「鰊場」として知られていた。かつては毎年春の漁期に、東北地方や北海道各地から「ヤン衆」と呼ばれる出稼ぎ漁師が一攫千金を求めて集まり、大変な賑わいをみせた場所だったが、いまでは見る影もなく、その歴史も人々のことも忘れ去られてしまった。本作品は鰊場を経営していた家の長男として生まれた著者が、漁師たちとともに暮し、鰊場の盛衰を間近で見てきた少年時代の記憶を振り返って綴ったエッセイ集。鰊漁に生きた人々の姿を通じて、失われた古き良き時代が蘇る。写真・図版多数。
■著者紹介
大正9年北海道古宇郡泊村生まれ。昭和3年、八歳のとき、父親の急死により葛間漁場を受け継ぐ。中央大学法学部卒業。東京国税局所得税課長を経て、昭和51年から平成19年まで税理士事務所開設。現在、藤沢市在住。
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