アリシア がんを克服した母娘からのメッセージ
小児がんを乗り越え、生きようとする少女と母の戦い
- ジャンル
- 単行本 ノンフィクション
- シリーズ
- その他
- 著者
- ルネA・フェスラー・著 大見 サキエ・監 河合 洋子・訳
- ISBN
- 9784779009204
- 判型
- 4-6 ・ 272ページ
- 出版年月日
- 2014-03-05
- 価格
- 1540 円(税込)
内容紹介
小児がんはすべての親がもっとも恐れる病気の一つである。もし、自分の子どもが小児がんと診断されたら、あなたはどうするだろうか? 2002年1月、ある家族が直面したことはまさに悪夢だった。わずか6歳のアリシアが骨のがんと診断された。闘病を始めたアリシアと母親のルネは、この悲劇に立ち向かい「一生懸命生きていく」ことを諦めなかった。そして、母娘は自分たちの近況をメールで周囲に伝えはじめ、手術や治療を通じて成長する家族の軌跡を残したのだ――。本書は、がんに直面しても幸せであろうとした母親の思いがつづられている闘病記。どんな逆境においても人生は楽しくなるのだということをぜひ、知ってもらいたい。
■著者紹介
【著者】ルネA・フェスラー
ルネA・フェスラーが『Alicia's Updates;A Mother's Memory of Pediatric Cancer』(アリシアの近況報告 ~小児がん患者の母の記憶~)を執筆したのは、娘のアリシアが闘病中のことである。アリシアが小児がんと診断されてから、専業主婦のルネは娘の治療と身の回りの世話に全身全霊を捧げた。治療中、アリシアが他の小児がんの子どもたちを助けたいと切望したことにより、小児がんの子どものためのハニーサックル基金が誕生した。ルネは現在、基金を管理運営する理事であり、小児がん治療の語り手であるとともに擁護者である。ルネたちは今、フロリダ州のネイプルズで暮らしている。ルネとアリシア、そしてフロリダ大学の学生となったローレンとの三人暮らしである。
【監修者】大見サキエ
鹿児島県生まれ。1975年熊本大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程卒業。金城学院大学修士課程修了(人間発達学修士)。2004年同大博士課程修了(学術博士)。臨床心理士。臨床看護師、看護専門学校教員を経て、愛知医科大学講師、浜松医科大学看護学科教授、天理医療大学を経て現職。専門は小児看護学。2005年育児に悩む母親のカウンセリング。<研究関心領域>慢性疾患児と家族のトータルケア、育児支援、自己開示を中心とした対人関係能力の育成、看護教育全般<著書>女性心理学‐現代を女性として生きるために-,唯学書房(共著)、小児看護ベストプラクティス、小児のメンタルヘルス,中山書店(共著)
【訳者】河合洋子
愛知県生まれ。1982名古屋市立大学看護学校卒業,1992名城大学法学部卒業,2003年博士(医学)の学位取得(名古屋市立大学大学)。1982年名古屋市立大学病院小児看護師,1989年名古屋市立大学看護短期大学部,2000年名古屋市立大学看護学部,2007年関西看護医療大学,2010年宝塚大学看護学部教授,現在に至る。専攻は小児看護学。看護師時代より長期入院児の学習支援に興味を持ち,慢性疾患児の復学支援に関する研究に携わる。2010年5月から2011年3月,イリノイ大学看護学部へ留学。米国での復学支援について調査。【主な研究助成】文部科学省科学研究費補助金(挑戦的萌芽)「小児慢性疾患児の多職種チーム協働における養護教諭のあり方の基礎的研究」(2011-2013年度)
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