開発援助と正義
途上国への真に日本らしい開発援助とは何か。
- ジャンル
- 単行本 社会・政治
- シリーズ
- その他
- 著者
- 橋本強司・著
- ISBN
- 9784779009396
- 判型
- 4-6 ・ 216ページ
- 出版年月日
- 2013-02-20
- 価格
- 1430 円(税込)
内容紹介
世界には国益をむき出しにし、なおかつ国益を正義と言いくるめる国が多々ある。こうした不正や不公平が蔓延する国際社会において、不正や不公平を是正し、正義を実現する、真に日本らしい開発援助をするにはどうしたらいいのか。それには、これまでも実践されてきたことだが、現地要員と同じ地面に立ちながら日常的に協力しあい、同じ目線で問題を捉え、解決策を一緒に模索すること。それが、ひいては自国の利益ばかりではなく、相手国の利益を考えつつ、心を込めた援助をすることにつながる。これを実現するために、日本独自の開発理念を確立することが必要であると説く。(本書の構成)第1部・総論で、ダイアモンド教授やサンデル教授、セン教授などの論考から正義の概念について考察。次いで、第2部・各論では、第1部の正義の概念を基に、「生計活動をグローバル経済につなぐ」「弱者を生まない社会開発」「美の文化に貢献する日本の技術革新・技術協力」を提案する。
世界には国益をむき出しにし、なおかつ国益を正義と言いくるめる国が多々ある。こうした不正や不公平が蔓延する国際社会において、不正や不公平を是正し、正義を実現する、真に日本らしい開発援助をするにはどうしたらいいのか。それには、これまでも実践されてきたことだが、現地要員と同じ地面に立ちながら日常的に協力しあい、同じ目線で問題を捉え、解決策を一緒に模索すること。それが、ひいては自国の利益ばかりではなく、相手国の利益を考えつつ、心を込めた援助をすることにつながる。これを実現するために、日本独自の開発理念を確立することが必要であると説く。(本書の構成)第1部・総論で、ダイアモンド教授やサンデル教授、セン教授などの論考から正義の概念について考察。次いで、第2部・各論では、第1部の正義の概念を基に、「生計活動をグローバル経済につなぐ」「弱者を生まない社会開発」「美の文化に貢献する日本の技術革新・技術協力」を提案する。
■著者紹介
1949年東京生まれ。1972年東京大学工学部建築学科卒。その後、米国南カリフォルニア大学で修士(環境工学)、コーネル大学でPh.D.(水資源計画、経済、オペレーションズ・リサーチ)取得。国際応用システム分析研究所(IIASA;在オーストリア・ウィーン、研究員)、㈶国際開発センター(研究員)、日本工営株式会社(企画部副参事、経済部次長、都市・地域開発部次長)を経て、1995年㈱レックス・インターナショナルを設立、代表取締役。2001年より学習院大学経済学部非常勤講師。2010年より社団法人海外コンサルティング企業協会理事。30年余りにわたり国際協力事業団及び独立行政法人国際協力機構(JICA)による多数の技術協力案件で、総括責任者を歴任。現在、アフガニスタン国カブール首都圏都市開発推進プロジェクト、及びシリア国ダマスカス首都圏都市計画・管理能力向上プロジェクトの総括責任者を兼務している。専門分野 都市・地域開発、環境、組織・制度、水資源管理、プロジェクト経済他。著書『これからの開発コンサルティング』(勁草書房)1992年、『日本を変える 日本人が変わる』(山手書房新社)1995年、『21世紀のアジア国際河川開発』(勁草書房、共編著)1999年、『地域開発プランニング─その考え方・手法・海外事例』(古今書院)2000年、『匿名性とブラックボックスの時代』(文芸社)2006年、『開発調査というしかけ─途上国と開発コンサルタント』(創成社)2008年、他。プロジェクト計画・評価関連の論文(英文)多数。「水資源計画における評価手法」「費用分担とプロジェクト評価」「複数インフラプロジェクトの評価手法」「多目的計画法による水資源配分」、他。
■著書
『大相撲の心技体』(2014年4月小社刊)
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