川筋挽歌
昭和を駆け抜けた一途な父子は、時代に何を残したのか
- ジャンル
- 単行本 ノンフィクション
- シリーズ
- その他
- 著者
- 倉田 徹也・著
- ISBN
- 9784779011153
- 判型
- 4-6 ・ 436ページ
- 出版年月日
- 2014-08-27
- 価格
- 1540 円(税込)
内容紹介
廃鉱寸前の街、筑豊で昭和気質の父と母のもとで育った少年は、若き映画監督との出会いをきっかけに、俳優を夢見るようになった。上京、文学座での失敗、俳優としての飛躍となるはずの映画のお蔵入り、借金まみれになっていた実家の再建、挫折と再起を繰り返しながらも男は夢を追い続けていく――。父の自殺、サラリーマンとしての再出発、夢と現実の狭間でもがき、突然訪れる不幸に打ちひしがれながらも、幸せを必死に追い求めた男の人生記。
昭和29年(1954年)7月12日福岡県、筑豊(鞍手町)出身。福岡県立鞍手高等学校卒業後、上京し、成城大学在学中に文学座附属演劇研究所第17期生となる。卒業後、高井プロダクションで舞台(帝国劇場蜷川幸雄演出「ロミオとジュリエット」隊長役等)、映画、テレビで端役として活動する傍ら、シャンソン歌手として銀座ライブハウスで歌う。その後、帰福し、父経営する土木建築業「筑豊開発」の総務課長に赴任するが、1986年、再び上京し、住友不動販売に勤務。そののち、自動車整備機器メーカー(株式会社)YASUIに転職し、就行役員関東特販支店長に就任するが、2004年、成人T細胞白血病にて慶應病院にて骨髄移植を受け二年間の闘病生活を余儀なくされる。社会復帰後、東日本大震災を契機に、株式会社「KIRARI」を、福島市に創設(石油業界コンサル業)現在は、福島在住の後進に道を譲り、新潟県南魚沼郡湯沢町で、自由人として暮す。
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