"人は本能的な欲求が十全に満たされても「表現」をしなければ、前へ進むことはできない"
幻冬舎ルネッサンス新社は、出版社として、著者様が表現した数多くの作品を読者に届けてきました。
本ページでは、少しでも多くの人に著書を届けたいと想い行動した著者様による"書店営業"の様子を担当編集者の佐藤がご紹介いたします。
担当編集:佐藤大祐
<本作について>
作品紹介『永遠と刹那の交差点に、君はいた。』
幼い頃、実の父から虐待を受けて育ったギャングのリーダー、博昭。
父と弟を水難事故で亡くした若き劇団女優、今日子。
ギャング同士の熾烈な抗争、不倫に揺れる劇団、誰もが心の檻の中で葛藤し、様々な思惑が交錯する東京・渋谷。
二人の宿命的な出会いをきっかけに動き出す、圧倒的なスピード感で繰り広げられる恋愛群像小説。
この結末は残酷か、ハッピーエンドか。
津田卓也、渾身のデビュー作。
シリーズ新刊
著者:津田卓也・著
ISBN:9784344914773
判型:4-6・224ページ
出版年月日:2017/12/05
価格:1,200円+税
作品出版の経緯
私は長らく執筆活動をしてきましたが、上手に形に残せたことは少なかったと感じています。
10年の間でアルコール依存症の発症、離婚など壮絶な自身の体験、そして友人が末期がんになり、大切な人を多く亡くしました。
私は度重なる人生の苦難を経験することで、自分の気持ちを「残したい」という強い想いが芽生えました。
世界中の多くの人たちが「心の病」に罹ることは多いと聞きます。
私含め、身の回りの人たちも「心の病」になりました。
「心の病」にならないためには、「愛」「夢」「幸せ」など答えのないものに対して自分の中で「答え」を見つけることが必要だと思います。
そのことを少しでも多くの人に気づいていただき、「答え」を探しだすきっかけになればと思い、書いた小説です。
制作の様子
著者様自身が原稿を客観的に読むという作業は、非常に難しいもの。
編集者による小説の構成や展開などのアドバイスから、新たな気づきを得られたとのコメントをいただきました。
本作の装丁デザインを依頼したのは、"鈴木成一"さん。
著名なデザイナーが制作した素敵なカバーに、大いに喜び、満足してくださった姿が印象的でした。
出版前のプロモーション活動
刊行2週間前から、読者からの予約が入り始め、1書店で20冊ほども注文が入ることもありました。
書店規模からすると通常の注文の倍以上の冊数です。
その背景には、著者様がフェイスブックなどのSNSやセミナーにおいて、出版前からアピールを行っていたことがありました。
私たちもプレスリリースや献本活動、書店でのポップ展開を行いました。
著者様と連携したプロモーションによって、効果を飛躍的に向上させることに成功しています。
ある方からは「少しでも早く読みたい」と発売前からご予約いただき、その書店では積極的に面だし・平積みをしていただきました。
ご自身の持つネットワークは広い狭いに限らず購買につながりやすくなります。
特に出版前のプロモーションは、書店で書籍が展開されやすくなるため、重要な要素の一つです。
出版後の書店営業活動
出版後、著者様は弊社書店営業担当と、いくつかの書店へ実際に足を運びました。
著者様直筆のポップやサイン本贈呈といった活動のためです。
その後、例えばTSUTAYA渋谷店では、文芸コーナーの中心にサインやポップが飾られるなど、大々的に展開していただけました。
その効果は絶大で、書店内週間ランキングで3位にランクイン。
読者に届けるため、出版社と著者様、書店が三位一体となり、協働した結果です。
セミナー講師も務める著者様。
セミナー後に書籍を購入する受講者も多かったそうです。
「友達に紹介したい」「悩んでいる人に薦めたい」とSNSでも反響があったといいます。
書籍が売れるためには、読者に届け、そして読者からの反響が書店での展開に繋がっていく流れが大切です。
その流れによって著者様に喜んでいただけることが、編集者としてなによりも幸せな瞬間でした。
書籍の制作には、楽しいこともあればそうでないこともあります。
しかし、本番は出版後、つまり読者の手元に書籍を届けること。
幻冬舎ルネッサンス新社は著者様と苦楽を共にし、1冊の作品を作り、読者に届けるまでサポートいたします。