表現者インタビュー
『幸福と日本文化のミスマッチ』が刊行されました。
今のお気持ちはいかがでしょうか。
幸福は誰しもが願うものですが、いまの世に出回っている幸福論はハウツーものが多く、近道に入り込み過ぎ、逆に人が迷路の中で彷徨っている原因になっています。
諺にあるように人生は「急がば回れ」で、急いでは事を仕損じるものです。私は幸福への大道を多くの方々に歩んでもらいたく、拙い知見と経験で幸福論を書かせて頂きました。感謝しています。
今回出版しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
今から16年程前、大手の雑誌社が日本を代表する有名人、知識人の幸福論を纏めた雑誌が発行されていました。しかし、日本では幸福の定義が曖昧であることから、幸福論が百花繚乱となっていて取り留めのない内容になっているのに驚かされました。
多様な幸福論は日本人が幸福のナゾに陥っている反映だと見なし、多くの方に幸福な人生を歩むヒントにして頂きたく本書を書き上げてみました。
どんな方に読んでほしいですか?
いまの日本人は幸福のパラドックスに陥り、迷走しているかに見えます。その要因は幸福とは何かを理解せぬ儘忙しげに生きている私たちの生き方、文化にあると考え、タイトルを「幸福と日本文化のミスマッチ」として本書を書き上げてみました。
人生に幸福は欠かせません。幸福とは何かを模索しながらも忙しげに生きている人たちへのヒントになればと願っています。